【現役投資家の視点】投資をする事ってそんなにハイリスクな行為なの?投資する派の意見

投資信託
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近年の投資ブームにより、若年層を中心に投資デビューする人も増えてきました。

僕も20代だった3年前から投資を始めることが出来たため、今ではある程度の資産を貯めるところまでは出来たかな?というところまで来ることができました。

僕が投資を始めたころはまだ投資がブームと言えるほどではなく、「あいつ、なんか危険な事始めたな。」と思われていたのですが、結果一足先に投資を始められたのは良かったと思っています。

それから3年が経ち、今の日本では投資に興味を持ち始める人はかなり増えたと思います。書店に行けば最前列に投資の本が並んでいるのは少し前では考えられないことでした。

それだけ投資が身近になったはずですが、皆さんの周りで「投資を始めました!!」「投資興味あります!」と口にする人はあまりいないのではないでしょうか?

いくら投資ブームだとは言え、これまでお金持ちだけのモノと思われていた投資が庶民にも広がりだしただけなので、日本の人口から見れば投資を行っている人というのはまだ、ごくごく少数派です。

投資をしない人に話を聞くと「投資ってリスク高いんでしょ?」と言われますが、3年の経験を得ている僕からすればそこまで投資のリスクは高くないです。むしろ、投資を考え無しに避けている人の方が今後はリスクが高まるとさえ考えています。

今回は投資のリスクは本当に高くないのか?なぜそう言い切れるのか?を僕なりに説明していきます。

投資って本当にリスクの高い行為なのか?

投資はハイリスク・ハイリターンだから素人は手を出さない方がいい。

そんなセリフをこれまでに必ず耳にしたことぐらいはあるのではないでしょうか?

しかし、僕の感覚ですがこのセリフを言う人の9割は投資未経験者です。現役で投資を行う僕の意見では今の時代に全く投資を行わない方がむしろハイリスクだと考えています。

日本の感覚だと「○○に投資した=○○に賭けた」というイメージかもしれませんが、投資を実際に経験している僕の考えでは「○○に投資した=○○の成長を応援し、そのリターンを後で貰う」になります。

企業は発売した商品やサービスが売れれば資産が大きくなるので成長します。ただ、資産を増やす方法は他にもあって株式を販売する方法でも資産は増やせます。

先ほども言いましたが、企業は株式が売れれば資産が増えます。つまり、僕らがその企業の株式を買う事で企業の価値は高まるのです。

企業の価値が大きくなるほどその企業の株価は増えていくので将来売却した時に大きなリターンとなります。

投資をしない人に欠けている視点

僕は投資をして資産を増やしていく選択をしましたので、投資をしない派には少し厳しい意見を言ってしまうかもしれません。

僕は投資をすることで確実に人生の幅や考え方、視点大きく広がりました。

お給料をもらう以外に自分でお金を作る経験ができたり、いろんな企業の業績を知る事も出来ます。世界情勢やこれから伸びてく分野のことも学ぶようにもなったのです。

投資をしていなかった時はそれだけ視野の狭い状態だったので、投資そのものについてももちろん無知でした。

僕の経験上、投資をしている人と投資をしていない人ではお金に対する感覚や視点は全く異なります。投資を始めるという事は新たな視点を手に入れるという事にもつながります。

ぼんぼ
ぼんぼ

投資をしているか、していないかでお金についてのマインドはかなり違ってくるから、投資を始めてから投資しない派の人とは話が合わなくなったなんて事もよくあるよ。

投資=増えるor減るを賭けているわけではない

投資は賭け事。

これが投資否定派の一番の理由だと思います。

確かに投資にリスクがある事は僕も否定しません。ですが、賭け事か?と言えばそれは全然違うと感じています。

賭け事というのはコインの裏か表かを当てるような100%運に左右されるものですが、投資は先ほどお伝えしたように株を購入して企業の成長を促したり、経済が大きくなるのを利用して資産を増やしたりします。

ちなみに世界に人口はこれからも増え続けます。人口が増えるという事は=経済が大きくなるという事です。

商売をするとき、人の少ないところで商売をするよりも人の多いところの方が成功しやすいのはわかると思いますが、世界の人口が増え続けるという事は世界のマーケットはまだ大きくなる可能性が高いのです。

それを知っているだけでギャンブルのように運任せで勝負するのではなく、人口増加を理由に大きくなり続ける世界経済に投資して資産を増やしていくことが出来ます。

僕は投資をする際、10年~20年は続ける前提で投資信託を購入しているので、そのころには世界人口はかなり増えているはずです。そして人口の多い国が今よりも豊かになっていると考えています。

という事は経済はより活発化しているはずなので僕の資産も今よりも多くなっているはずです。

投資をしている人はそのような情報を元にマーケットの将来などを元に投資を行っています。これを聞いてまだそれはコインの裏と表を当てるようなものだという人は少ないのではないでしょうか?

ぼんぼ
ぼんぼ

僕の場合は投資先の価値が上がる前提で投資をしていて、小さな利益を長年積み重ねる事に重点を置いているよ。
株価の増えるシナリオが80%以上なら投資、それ以下ならギャンブルに近いと思うんだ。

複利の力を知らない

複利理解するものは富を得て、複利を理解しないものは損をする。

天才科学者のアインシュタイン博士は複利を人類最大の発明だと言いました。

僕はあれほど有名な学者がこんな発言をしているのに日本では複利に関して知識がある人はほとんどいないのがもったいないなと感じています。

複利とは得られた利益を利用して更に大きな利益を得る事で、わかりやすい例えだと、小さな餌で小魚を釣り、その小魚を餌にして更に大きな魚を釣り上げるようなシステムのことを複利と言います。

複利は身近なものでは銀行からローンを借りたり、クレジットの分割払いなどで使われるので僕らは利息を支払う側になるとこが多いのですが、投資をすれば複利を味方に付ける事もでき、うまく運用できれば人生が大きく好転するほどの力を持っています。

例えば年間5%の利息で持っているお金を倍に増やそうと思った場合、100万円を持っていれば単年では5万円の利息です。
元手が100万円なので、100万÷5万=20で20年かかりそうな気がしますが、複利の力理解していれば必要な年数はもっと短くなります。

先ほど魚釣りの例で説明しましたが、20年かかると思う人はずっと小さな餌で釣りを続けているからです。

釣った魚をストックして小さな餌で釣り続けても永遠に同じ小さな魚しか釣れませんが、複利の考え方を持てば小さな餌で小魚を釣る→釣れた小魚で中サイズ魚を釣る→釣れた中サイズの魚で大きな魚を釣るという具合に小さなところから始めても倍々に大きくすることが出来ます。

100万円投資の場合も1年目は105万円ですが、2年目は105万円を餌に更に5%大きくなった魚を釣ることが出来るので年々餌の大きさと釣れる魚の大きさがおおきくが自動で大きくなっていきます。

5%の運用なんて100万円投資しても年間で5万円しか得られないと思うかもしれませんが、複利が理解できていれば十分な数字です。

今だに昔の日本の感覚を持ち続けている

昔の日本はとても景気が良い時代がありました。

運よくその時代を知る人もいるでしょうが、これから現役世代を生きていく人たちにはバブル期の感覚は既に当てはまるものはありません。

僕もバブル崩壊後に生まれて不景気真っ只中に幼少期を過ごしたため、日本は景気が良かったというのを聞いてもただの昔話にしか感じないです。

日本の良くないところで年長者に意見を優遇しすぎるせいか、お金は自分で働いて稼ぎ、貯金していくのが正しい事だというのが今だに蔓延しており、投資など自分でお金を作っていくのは後ろめたい空気があります。

確かにバブル期はお給料は右肩上がり、銀行の金利も今よりはるかに高く付きました。しかし、今の日本では自分が働きながら貯めたお金にも働いてもらう方が理想な時代です。

現に日本人の平均賃金は30年前と比べても上昇しにくくなりましたし、共働きをするのも当たり前になってきています。

これからの時代は親たちや会社の上司の生きてきた環境とは全く異なります。そのことを理解していないと将来資産面で問題を抱えてしまうでしょう。

ぼんぼ
ぼんぼ

これからの日本は少子高齢化もあって人口や平均年齢のレベルで今までの日本とは環境が異なってくるから自分で資産を作ることが必要不可欠なんだ。

経験者が語る 投資ではあえてリスクを無視する

投資にはリスクがあるとはよく言われますが、僕は投資をしない選択をした場合にも別のリスクがあると考えています。

お金のこれまでの歴史を振り返るとお金の価値は変わり続けています。昔30円で買えた缶ジュースは今では120円かかるように金額のお金を所持していても買えるものの量はどんどん減っていくのが常識です。

日本ではここ30年大きく経済が成長していないので値上がりをあまり感じませんが、世界中ではこの値上がり傾向が今も続いています。

20世紀までは自国の商品だけで生活する事ができたので問題はありませんでしたが、僕らの生きる21世紀は世界中の商品が手に入るようになりましたし、日本製の商品にも海外製の部品は使われています。

この状況が続くと海外製品は高くて買えないようになってしまいますし、グローバル設定の価格の商品にどんどん手が出なくなってしまうでしょう。

投資をしていない人は考えたことないかもしれませんが、株式や金といった投資も金融”商品”なので価値が変わらなくても価格は相場に合わせて上昇します。つまり、下手な状態でなければ基本的に価格は上がるのです。

投資をすると短期的には資産を減らしてしまう可能性もありますが、正しい方法で時間を掛けて資産運用を続ければ失敗よりも成功の方が確率は高まります。

コツとしては年間の利益は大きくなくても長年資産を増やし続けている投資商品に投資を行う事で短いスパンで見れば利益が少なくても、長い目で見れば複利の力を利用できるので最終的には大きな利益を得られます。

これからお金の価値がどんどん変わり続けるので資産を同じ額キープし続けるのはリスクでしかありません。

お金を増やし続けることで将来のリスクは大幅に軽減できると僕は考えています。

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