「WealthNavi(ウェルスナビ)」の手数料は本当に高いのか?僕がWealthNaviの手数料に納得している理由

投資法
Group of people holding question mark icons

「WealthNavi(ウェルスナビ)」は世界の富裕層が行っているレベルの投資を個人でも簡単にできるように始まった投資サービスで2021年現在で26万人もの人が利用している人気ロボアドバイザーです。

預かり資産が年々増えているのはそれだけ利用者が増えている証であり、事実、僕も「WealthNavi」を利用して投資を行っています。

WealthNavi」はとても便利で優秀なサービスである一方、よく指摘されるのが”手数料が高い”というポイントです。
「WealthNavi」で検索すると関連ワードに”手数料”が必ずと言っていいほど入ってきます。

本当に「WealthNavi」の手数料は高いのでしょうか?

今回は実際に2年以上「WealthNavi」を利用して投資を行っている僕が手数料についての感想をお伝えします。

ぼんぼ
ぼんぼ

「WealthNavi」のデメリットを検索してもほぼ “手数料が高い!” にまとめられているから、手数料に納得できれば「WealthNavi」は良い投資になるはずだよ!

WealthNaviの手数料は1.1%と他ファンドより高め

「WealthNavi(ウェルスナビ)」投資のマイナス点として良く挙げられる問題が手数料の高さです。

「WealthNavi」だけでなく、他の投資信託も行っている僕個人の感想ですが、WealthNavi」の手数料はちょっと高いとは思うけど納得ができる金額という印象です。

理想的には0.3%~0.5%くらいで押さえておきたい手数料ですが、「WealthNavi」で投資を行うと年間で1.1%(税込み)が必要になります。(保有資産や利用期間により割引はあり。)

1.1%がどれくらいの高さなのかというと手数料の高さで「WealthNavi」をやめた人や、他で投資を始めた人もいるレベルです。

「安くはないけど、まぁいいか...」ではなく、この手数料なら他で投資するという人もいるくらいなので手数料はやはり高めだと言えます。

何故「WealthNavi」の手数料は高めなのか?

手数料の安い投資信託と「WealthNavi」を比較した時になぜ手数料が高くなってしまうのでしょうか?

手数料と一言で言っても買い付けする際にかかるものや、保有時にかかる手数料など種類があり、これらは後でご説明しますが、どの手数料も行き先はファンドを運営するスタッフへのお給料がメインです。

運用が楽な投資信託(インデックスファンドなど)ほど手数料が少ないですし、いろんな金融資産を保有している投資信託(バランス型ファンド)ほど手数料が高くなる傾向があり、「WealthNavi」は後者のタイプなので手数料は高くなります。

ユキちゃん
ユキちゃん

手間のかかるファンドほどお金がかかるってことだね。

ぼんぼ
ぼんぼ

そう!

でも、かかる手間=結果にならない場合が多いのが投資の常識なんだ。

それでも僕は「WealthNavi」の手数料には納得しているよ!

僕はWealthNaviの手数料に納得している

手数料の高さがやり玉に挙げられる「WealthNavi」ですが、僕はこの手数料には納得しているので運用を続けています。

手数料の高い投資信託の中には販売店が利益を得る事が目的になっているものや、明らかに結果と不釣り合いな手数料を取るものもありますが、「WealthNavi」ではこの内容を再現するためにはこれだけ必要ですというのが納得できるクオリティーとなっています。

実際、僕も2年以上「WealthNavi」を利用していて手数料の高さを感じる事もありますが、資産ポートフォリオのバランスによって助かった事があったのも事実です。

そのため、これ以上手数料が高いなら困りますが、1.1%の手数料ならこれからも続けていこう!というのが本音です。

手数料の高い「WealthNavi」を利用するメリット

先ほど「WealthNavi(ウェルスナビ)」の手数料は高いと感じているものの納得できるとお伝えしましたが、それは手数料の高さを上回るメリットがあり、内容やビジョンに僕が共感しているからです。

「WealthNavi」の手数料の高さには理由がきちんとあり、その理由を知ればこれまで高いと思っていた手数料1.1%の印象も変わるかもしれません。

保有する資産バランスがとても良い

投資を始める時に覚えておいてほしいのが、世界レベルの富裕層は投資対象が株式だけでなく、金や不動産といったものに分散しているという事です。

手数料の安い投資信託と「WealthNavi」の違いは投資している内容(ポートフォリオ)の違いなのですが、手数料の安い投資信託では内容を株式に絞り、投資している地域も限られたものとなっています。

例えば、「○○○米国株式」なら、”アメリカ” の “株式” のみに投資を行っています。

投資信託のメリットは複数の投資家からお金を集めて運用することで個人では買えないような企業の株や、少額では作れないポートフォリオが少ない持ち出しで組めることです。

米国株式投資信託だけでもアメリカの大企業の株を複数持てるのでリスクはかなり減りますが、もし、アメリカ経済に打撃があれば、投資リスクとしてはモロに直撃します。

投資を長く続けるコツとして、どれだけ資産を増やすかだけでなく、好不調のブレをどれだけ抑えて運用できるか?も重要な要素です。

手数料の安い投資信託は投資対象が限られているのでリスクが一か所に集まります。
一方で「WealthNavi」の場合は、株式だけでも世界別に分けて保有し、株式の他に金、不動産、国債を保有することで投資リスクを分散しています。

その内訳も世界の富裕層が長年利用してきたファンドを元にアップデートしたものなので、かなり信頼性のあるものです。

本場もアメリカの富裕層ファンドはもう少し手数料が高いらしいので「WealthNavi」の手数料はむしろ良心的かと思います。

取引が見やすく勉強になる

投資では手数料の他に分配金や配当金といった資産を保有しているだけでもらえるお金が発生します。

総資産が多くないときは無視してしまっても大した額にはなりませんが、取引の内容が見やすいのも「WealthNavi」の良いところです。

「WealthNavi」では運用を専用のアプリやウェブサイトで行うため、取引履歴の項目から細かく内容をチェックできます。

この日にアメリカ株式から分配金が○○円、ある日に不動産からの分配金が×××円といった形で逐一報告が入ります。

これはどの投資信託でも同じように運用されていると思うので別に逐一見れなくても問題はないのですが、投資を行う上でどこからどれだけ分配金がもらえて、ひと月でこれだけ手数料がとられているのかがわかりやすければ、その投資信託で今後も投資を続けていくかの判断を決めやすくなります。

僕は昔利用していた投資信託は手数料がとても高かったのですが、その内訳が簡単には確認できなかったので、解約後に資産を見て初めて手数料の引かれ具合にショックを受けたことがあります。

投資を行う際の取引履歴の透明性は運用するファンドの信頼にもつながるので僕は逐一取引履歴が見れる「WealthNavi」には満足しています。

逆にこんな人は「WealthNavi」を避けるべき

「WealthNavi」は多少手数料が高いものの、個人的に内容に満足しているので続けています。

ですが、僕は全員に「WealthNavi」は絶対におすすめできるとは思っていません。

僕の「WealthNavi」のメリットと思っているところに共感できなかった人は別の投資を考えた方が良いです。

特にこのようなところを気にするなら「WealthNavi」はあなたにとってベストな投資ではないと思います。

  • 手数料は出来る限り抑えたい!
  • 自分でポートフォリオを組める、組んでみたい!
  • 投資は堅実性よりロマン!(笑)

このような考え方なら「WealthNavi」の運用理念からも外れているので、無理に「WealthNavi」にこだわる必要はないです。

「WealthNavi」以上に手数料を取るファンドもたくさんある

手数料が高いと指摘される「WealthNavi(ウェルスナビ)」ですが、それはネット証券などで購入できる投資信託と比較してであり、世間には「WealthNavi」より運用コストの高い投資商品はたくさんあります。

僕も「WealthNavi」を含めて、いろいろな投資信託に投資していますが、一番初めに金融機関の窓口で購入した投資信託は「WealthNavi」よりも高い手数料がかかっていました。

僕の感覚ですが、「WealthNavi」では利用するうえで厄介な手数料はかからないのでトータルすると手数料が特別に高い方には入らない気がします。

その理由はこれからご紹介する2つの手数料が無いからなのですが、「WealthNavi」をするかは置いておいても、この2つの手数料がある投資信託は避けた方が良いというものを紹介します。

買い付け手数料のある投資信託はアウト!

投資信託の中には買い付けをする際に手数料がかかるものがあるのですが、これは僕らのような現役世代が一番避けるべきタイプの手数料です。

現役で働く世代はまだ多くのお金を持っているわけではないので、貯金のように積み立てながら投資をしていくと人が多いと思います。

このスタイルで投資をする場合、自然と買い付けの回数が増えるのですが、買い付け手数料がある投資信託では毎月一定お金を取られ続けてしまいます。

あと、個人的にこの買い付け手数料がある投資信託を買ったことがあるのですが、額面が買った額よりマイナスでスタートになってしまうのでいきなりテンションが下がります。

「WealthNavi」は現役世代のための投資なので買い付け手数料はないです。

購入時の手数料がある投資信託は運用にもコストも高い傾向にある!!

買い付け手数料は積み立て投資を行う時に毎回手数料が取られてしまうのでアウトですが、それ以上に買い付けに手数料を払うタイプの投資信託は、保有時にかかる手数料も明らかに高い場合が多いです。(年間1.5%以上が結構ある)

普通であれば、買い付け時に手数料を払う分、他は安くなりそうですが、むしろ「WealthNavi」よりも高くなるという謎のシステムを採用しており、明らかに投資者からお金を取ろうとしている投資信託もよく見ます。

僕の経験上、投資の知識がない人に金融機関の窓口が勧めてくる投資信託はそのようなものが多いと感じているので、投資の知識がない状態であれば窓口には近づかないのがおすすめです。

投資信託は手数料が高ければそのファンドの成績が良くなるわけではありませんし、高すぎる手数料は運用面から見れば足を引っ張ているだけなので、投資をする際はコストを意識しましょう。

「WealthNavi」も含まれている買い付け手数料なしの投資信託は”ノーロード”と呼ばれています。
この”ノーロード”という投資ワードは覚えておきましょう!

WealthNaviでかかる手数料は信託報酬のみ

「WealthNavi」以上に手数料の高い投資信託を紹介してきましたが、僕の感想では手数料の高すぎる投資信託は利用者のことよりもファンド側がいかに儲けるか?に焦点が当てられている気がします。

「WealthNavi」では手数料の安いファンドに比べれば確かに手数料は高めです。ですが、これまで実際に利用してみてしっかり利益を出せています。

「WealthNavi」では購入時の手数料はいりませんし、運用時の手数料で手数料に足を引っ張られている感じはしないです。

ぼんぼ
ぼんぼ

「投資は難しいもの」というイメージなのをいいことに明らかに手数料を取りすぎている投資信託はたくさんあるよ。

上で紹介した手数料の失敗は僕の体験談から書いているから参考にしてね。

結論:僕はWealthNaviの手数料に納得できる!

ここまで「WealthNavi(ウェルスナビ)」の手数料についてお話しましたが、いかがだったでしょうか?

やっぱり「WealthNavi」は手数料が高く感じると思うのは自由ですが、実際に「WealthNavi」を利用して投資をしている僕から言えば1.1%の手数料でこの内容なら納得できる数字です。

手数料の安い投資信託は株式のみで構成されていてリスクが分散できませんが、「WealthNavi」を利用すれば金や債券などの他の金融資産にも投資ができてリスクが分散されます。

何よりベースとなっているのが世界レベルの富裕層が利用するファンドの運用法なので、これを年間1.1%で利用できるなら良い投資信託だと僕は考えています。

それでも一歩を踏み出せない人は僕の「WealthNavi」の運用を公開していますので是非参考にしてみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました