【投資シミュレーション】年間3%の資産運用が人生に与える影響

投資の心得
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ユキちゃん
ユキちゃん

はぁ。

今日は給料日だ。今月も何とか乗り切れたなぁ。

ぼんぼ
ぼんぼ

お金のやりくりってホント難しいよね。

ところでユキちゃんは貯金は出来てるの?

ユキちゃん
ユキちゃん

してるよ!!

毎月2万円使わないようにしてるから!

もう結構貯まったよ。

ぼんぼ
ぼんぼ

偉いね!

でも、当面使う予定がないならそのお金、投資に回すのもありじゃないかな?

今の日本では3割くらいの世帯が貯金0で生活しているといわれています。

収入が少なくて毎月ギリギリだという人もいますが、節約してちょっとでも貯金に回そうと考えている人が大半なのが日本人の特徴です。

ここ最近は投資熱も高まり、若い世代を中心に投資をしている人も増えましたが、まだ個人のほとんどのお金が銀行に預けられています。

銀行はお金を預ければすぐに引き出せますし、信頼性も高く安心ですが、その反面で”増やす”ことには向いていません。

お金を”増やす”ことを目的とした場合、預けているお金を運用していく必要があるので銀行を利用するよりも投資を行った方が得策です。

銀行貯金と投資の役割の違い

ユキちゃん
ユキちゃん

私、毎月銀行にお金を預けて少しずつだけど貯金できてるよ。

さっきの説明だと投資した方がいいみたいだけど、貯金してるのに投資までする必要あるの?

ぼんぼ
ぼんぼ

ユキちゃんが出来ているのは”お金を貯めること”だね。

プラスαで投資で”お金を増やすこと”が出来るようになると将来に資産に大きな余裕が生まれるんだ。

世代の人はほとんどの人が銀行口座は持っていると思いますが、銀行口座のうまい使い方まで考えている人は多くないでしょう。

お金を持っている人とそうでない人ではお金を増す考え方に差があり、銀行とはどのようなお金を置いておく場所かわかっている人がお金持ちになっていくのです。

銀行貯金の役割、考え方

僕が銀行にお金を預ける理由は財産を身軽に持ち歩くためです。

もし銀行がなければ会社からのお給料は手渡しになり、お金は使わない分は金庫に保管しなくてはいけなくなります。

銀行にお金を預けていればATMを利用していつでもお金を引き出せますし、不要なお金を預けておけば大金を持ち歩く必要はありません。

また、公共料金などの支払いも銀行支払いにしておけばコンビニなどに支払いに行く手間も省けます。

ユキちゃん
ユキちゃん

銀行って改めてみると本当に便利だよね。

ぼんぼ
ぼんぼ

そうだね。

でも、資産を作る目的となるとちょっと見え方が変わってくるよ。

銀行は使うためのお金を便利に預かってくれるサービスですが、お金を貯めるにはちょっと不向きなです。

預けているだけで運用が出来ていない

銀行にお金を預けると毎年金利が付くのはご存じだと思いますが、これは銀行が僕たちから預かったお金を企業や個人に貸し出した見返り分です。

銀行にお金を預ける時に普通預金、定期預金と別れていると思いますが、定期預金の方が金利が高いのは決められた期間お金を銀行に預ける約束をするからです。

銀行側からすると僕たちから預かったお金は貸付をするための元手になるので、決められた期間引き下ろしがないお金はとてもありがたい存在です。

そのため、いつ引き下ろされるかわからない普通預金よりも定期預金の方が金利は高くなります。

ですが、問題はその高くなった金利でさえ年間で0.002%程度の利益しか生み出さないことです。

0.002%の金利は仮に銀行に1億円の資産を預けたとしても年間で利益は200円です。自販機でジュースが一本買える程度にしかなりません。

バブル期の日本では定期預金で年利8.0%なんて時代もあったため、ちょっと前の世代には銀行に預けることが正義という風潮があったかもしれません。
ですので、お金は銀行に預ければOKという文化がまだ少し上の世代にはありますが、僕たちの世代では確実に常識が変わっている事を覚えておきましょう。

銀行口座の役割はすぐお金を引き出せる事

銀行にお金を預ければいつでもATMを通じて通帳内のお金を簡単に引き出す事が出来ます。

この利点はお金を貯めるためには大きな弊害となります。

貯金が出来ない人の特徴として一つしか銀行口座を持っておらず、その口座のお金を増やしていこうとする傾向があります。

僕はこの方法でお金を貯めれた人を見たことがありません。人間は月末に通帳にお金が残っていれば大抵使ってしまう生き物です。

皆さんも子供の頃に貯金箱を使ってお金を貯めた経験があるかもしれませんが、豚の貯金箱をイメージするとお金を入れる事は簡単ですが取り出すのは出来なかったはずです。

お金を取り出すためには貯金箱を壊すしかなく、壊したらもう貯金は出来ません。
このハードルの高さこそが貯金を成功させる最大のポイントだと僕は考えています。

銀行貯金に成功している人は口座を複数持っており、それぞれの口座に役割を持たせています。
毎月の生活費用口座、貯金用口座、急な出費に備える口座などを作っておくことで貯金用口座のお金が使いにくくなるのでお金が貯まりやすくなるのです。

銀行貯金と投資でお金を貯めるとこれだけ差が出る

ユキちゃん
ユキちゃん

金利って私の場合まだおまけにもならない金額だからどうでもいいかも。

投資をすれば銀行で貯金するより効率がいいのかもだけど、ちゃんと口座を分けて貯金が出来てるし問題ないんじゃないの?

ぼんぼ
ぼんぼ

ユキちゃんの場合は口座を分けて貯金が出来ているからそこは良いと思う。

でも、問題は銀行を資産を作る場として考えているとその期間投資していた人とは大きな差が出てしまうんだ。

銀行貯金もある意味で投資

銀行にお金を預けるというとお金が守られ、投資を行うというとお金がリスクにさらされているように聞こえますが100%そうではありません。

上でも書きましたが銀行の役割は僕たちからお金を預かり、その預かったお金を個人や企業に利息を付けて貸し出し、回収したお金を僕らの口座に金利として上乗せする事です。

つまり、僕らが預かってもらっていると思っているお金は、銀行にとっては企業としての運営資金なのです。

一般企業の成長の為に資産を与えるという点では株式投資も銀行貯金でも全く同じことをしています。

直接投資をするのと銀行を通すのではリスクの高さが最大の違いとなり、株式は相場が決まっていないので守られませんが、銀行ではもし万が一のことがあっても全口座1,000万円までは保護するように決まっているのでリスクはほぼありません。(つまり1,000万円以上口座にあるとリスクがあります。)

このことから僕らにとって銀行はお金を保管しておくための場所という事になるのです。

リスクが少ない運用をするために銀行はお金を返せる見込みがある人にしか貸出をしませんし、健全経営のために僕らへの金利もかなりセーブした額になります。

年間3%投資と銀行貯金を比べると?

銀行の役割はすぐに引き出すためのお金を預けておく場所であり、運用目的で利用するとあまり効率が良いとは言えません。

ここで資産を増やしていくうえで重要な考え方お伝えすると、大切なのはいかに自分以外の力を利用するかです。

真面目な人は他人のお金を使って資産を作るのは卑怯に思うかもしれませんが、ビジネスで入ってくるお金は必ずお客様から頂いているので僕たちのお給料も元は他人のお金です。

先ほどの銀行は僕たちから預かったお金を企業などに貸し出して利益を出しているとお伝えしましたが、銀行も「僕たちのお金」と「企業からの返済」という自分以外の力で利益を上げています。

金利が0.002%の銀行貯金で資産を増やす場合は自分で貯金して増やしていくしか方法がありません。

だからこそ資産を築くために他者の力を利用できる投資がおすすめなのです。

ここでもし貯金だけを続けた場合と年間3%で投資をした場合の資産の増え方を比べてみたいと思います。

ルールは毎月2万円貯金で期間は20年間とします。

銀行貯金投資運用
1年目¥240,000¥247,200
2年目¥480,000¥494,000
5年目¥1,200,000¥1,293,000
10年目¥2,400,000¥2,794,828
15年目¥3,600,000¥4,539,454
20年目¥4,800,000¥6,566,040
ユキちゃん
ユキちゃん

こんなに差が出るんだ...

私ずっと貯金だけしていくつもりだったけど投資もしていかなきゃ!

ぼんぼ
ぼんぼ

投資の効果は期間が長いほど増えていくんだ。

これは複利効果と言って貯金では得られないものだよ!

この表を見て3%ずつ増えるだけで「こんなにも増えるのはおかしい」と思った人もいるでしょうが、それが複利効果です。

簡単に言えば利益分にも利益がつき続けるシステムなのですが、これこそが投資を行う最大のメリットです。

例えば1年目にグラフでは投資した方は¥240,000に3%の利益が出たので¥7,200資産が増えています。
2年目は自分で貯めた¥480,000に加え初年度に出た¥7,200にも3%の利益が発生します。

¥7,200の3%は¥216なのでこの額ではまだ複利効果は小さいですが、投資を5年ほど続けると複利効果は無視できないものとなってきます。

金融庁のサイトにも毎月の貯金額、年間の運用率をシミュレーションできるところがあるので面白いので試してみましょう!

今月使うお金を銀行に、増やすべき資産は投資へ回す

堅実な人が多い日本人は資産を作るためには銀行での貯金が大事と教わったかもしれません。

貯金は確かに大事ですが、これを教えてくれたのは自分より年上の人でしょうから銀行の金利はもっと良かった時代の話かもしれないことを念頭に置く必要があります。

日本ではもう30年前とは違い、銀行はお金を増やす機能がありません。お金を増やすならば投資という選択を取るべき時代になりました。

お金を増やせる人はお金の管理がうまいのは当然として、当面使わないお金を投資に回してお金を増やし、使う分だけ銀行に預けている人が多いです。

将来、余裕のある資産を築くためには早い時期から投資を始める事が重要だと言えます。

僕もつみたてNISAやWealthNaviは3年続けて複利効果が何となく感じられるかな?くらいなのでもっと長く投資を行えばより効率よく資産を築くことが出来るはずです。

もし興味があるなら是非早めに投資をスタートしてみましょう。

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