突然ですがあなたは投資についてどんなイメージを持っていますか?
そう聞かれれば大抵の人は「リスクが高そう」「失敗しそう」「なんか危険なイメージ」とネガティブなイメージを上げることが多いように感じます。
日本の個人投資家は正確には集計されていませんが1330万~2030万人くらいいるのではないかといわれています。
2021年現在で日本の人口は約1億2600万人なので、投資を行っている割合は8人に1人くらいです。
日本人で投資を行っている人はまだまだ少なく、本当なのか嘘なのかわからないウワサがあふれている状態で中にはそれは言い過ぎ!となるようなウワサも耳にします。
8人に1人といっても周りに投資に詳しい人がいない人もいると思いますので今回は投資経験者である僕が投資にまつわるウワサについて真偽を解説していきます。
投資って危険なの?
まず一番よく聞かれるのが「投資って危なくないの?」です。
これは本当によく聞かれます。投資の話をすると毎回のように聞かれるので投資未経験の人は「投資=危険」なイメージをもっているんだなと思います。
結論から言えば「まっとうに投資すればそこまで危なくない」です。
少し回りくどい言い方になってしまいますがこのニュアンスが一番的を得ています。
もちろんお金を増やそうと思えば逆に減ってしまうリスクはありますし、運の要素もゼロではないので危険がないとは言えません。
ですが、何となく投資に抱かれる失敗しそうなイメージよりかは断然危険性は少ないです。
意外と投資のリスクは低いようだけど本当に危険じゃないのかな?
世間の投資のイメージは投資経験を得ると変わるのか見てみよう。
投資に関する危険なイメージ
投資はそこまで危険ではないとお伝えしましたが、まだ投資に対して懐疑的な人が多いのが今の日本です。
いくら投資経験のある僕が「そこまで危険ではないよ」と言ってもそう簡単にイメージは変わらないでしょう。
その点は僕も重々承知しています。投資なんて絶対ダメ!という人にはどれだけ説明しても聞く耳を持ちません。
ですが、投資に対し肯定的なイメージを持っていて、周りに投資仲間がいないために怖くて始められない人が一番もったいないと僕は思いますので今から「投資についてこんな話聞くんだけど...」というイメージに答えていきます。
それらの話は100%本当では無いにせよ間違った投資スタイルを全力で行うとあなたもそうなってしまう可能性があります。そうならないために気を付けるポイントも僕なりの視点でお答えしいきます。
1.お金を失う人がいる
まずは一番よく聞くワードは「お金を失う人がいる」ではないでしょうか?
結論から言えば、います。
いきなりやる気を削いでしまったかもしれませんが投資はリスクを伴う行為なので必ず成功するわけではありません。
ですが、この投資でお金を失ってしまう事に関しては大きく分けて2つの状態があるのをご存じでしょうか?
その二つというのは「確定していない一時的なマイナス」と「確定している最終的なマイナス」のことで前者は含み損といわれています。
含み損は株などが購入した時の金額より値下がりしてしまった場合に発生するもので、ほぼ100%の投資家が経験しています。
ですが、含み損は買った商品が悪かったというよりも経済が停滞してしまったなどのタイミング的な要因も大きく、また経済が成長しだせばすぐプラスに転じるので問題はありません。
詳しくはこちらでも紹介しているのですが「確定していない一時的なマイナス」に関してはスルーしてOKです。
問題なのは「確定してしいる最終的なマイナス」の方です。
こちらは含み損の状態の商品を売ってしまって損失が確定したパターンで、その商品によってお金を失ったことになります。つまり、これが投資の失敗です。
投資で大きな含み損が出ると「これ以上含み損が出たらやばい」と耐えられなくなってしまい、これから増えるかもしれないのに手放してしまう人がいます。
個別株投資で傷が浅いうちに売却しておくという冷静な判断で売却しているなら問題はないのですが、僕の行っているようなインデックス投資でも焦ってやめてしまう人がいるのが現状です。
そういう人たちがいるので「投資でお金を失う人がいる」は正解になるのです。
僕がアドバイスできるなら投資ではリスクを理解し、多少の含み損は仕方ない、含み損はここまでになったら売却などのルールを決めるのが大切です。
特にインデックス投資では5年以上行えば高確率で含み益の方が大きくなるので一時的なマイナスは無視しても大丈夫です。
結論:損失を出す人もいるが、含み損なら無視してOK!
詳しくは前回の記事で紹介してるけど含み損は投資には当たり前だから気にすることないよ。
最終的に増えてればいいから完璧を求めないようにしようね!
2.借金をしてしまう人がいる
次に稀に聞くワード「借金してしまう人がいる」です。
これに関しては僕は正しく投資を行ったのか?という疑問を感じます。
というのも「投資」に限って言えば借金までしてしまう人はまずいません。
投資の基本的な流れは
①投資商品(株、投資信託など)を購入→ ②購入した商品が値上がりする→ ③値上がりした商品を売却する
これが大まかな流れです。
このほかにも配当金や分配金なども利益を発生させますが、ここでは一回省きます。
ここで最初の疑問、「借金する人がいる」に戻ると、この流れで借金をするためには①のところでお金を借りてまで商品を購入するか②で商品の価値が0以下になるかしか借金になる方法はありません。
ちなみに②が0以下になるケースは存在しません。投資した企業が仮に倒産した場合も株の価値がゼロになるだけでそれ以下にはならないからです。
ではなぜ借金したという話があるのかと言えば欲を出しすぎる人がいるからです。
FXなどの金融投機ではレバレッジといわれる方法で持っているお金以上のお金を利用する方法があります。
一般的にはまだ意識されていませんが「投資」と「投機」は異なり、投機は経済成長や企業の拡大などではなく運の要素でお金が増えたり減ったりするものを指します。簡単に言えばギャンブルです。
そしてこのレバレッジが厄介者で、つぎ込めるお金の3倍や5倍、10倍などでも利用できてしまいます。
それで①→②→③のサイクルが成功すればよいのですが、前に紹介した含み損が発生したらどうなるでしょうか?
もし10倍のレバレッジをかけ含み損が発生すれば含み損の額も10倍になります。例でいうと持ち金10万円レバレッジ10倍なら...
100万分円つぎ込む(持っているお金は10万円)→含み損が20万円発生→持ち金は10万円なので10万円分足りない!(借金)
となるのです。
これを回避するためには僕は「持っているお金だけで投資する」「投機ではなく投資を意識する」「大金は投資しない」などのルールを設けています。
投資で借金したという話は投資のシステムで失敗したというより競馬やパチンコで借金している人と同じ流れですので怖いのは投資自体ではないと思います。
結論:まともに投資を行えば借金はしない
3.人生が終わる人がいる?
そしてこのハードな疑問「人生が終わる人がいる?」ですね...。
まともな投資を行えば人生終了することはありません(笑)
先ほどもお伝えしたように「投資」と「投機」は全く異なるもので投資は自分が出したお金以上の損失を出すことはまずありません。
一方で投機はほぼギャンブルなので最悪のケース「人生終了」につながる可能性はあります。
そもそも、人生終了が指すレベルは周りとの人間関係が崩壊したり、再起不能な借金を抱えたり、私財をすべて失う事なので、そこまで行くと投資云々よりも人間性の問題な気もします。
日本では投資と投機が混じって認識されているため、一般人から見れば「投資」でも投資家から見れば違うケースも多々あるのです。
- FX
- 仮想通貨
- 保険商品
- 新築区分マンション
- デイトレード
このあたりは普通に投資を行うなら基本は手出ししない方が良いと思います。
これらは値動きが激しすぎたり、販売した側が設けられるものだったりと働きながら投資で資産を増やしていく僕たちのような一般人にはデメリットの方が大きいからです。
人生終了レベルの失敗を犯してしまう人は知識も経験もないのにうまい話や一攫千金を狙いに行き玉砕しているのではないでしょうか?
RPGで言えばレベル1でクリア後の裏ダンジョンに向かうようなものなので普通に考えれば無理とわかりますが、日本ではお金に対する教育はないので意図せずこのようなことが起きてしまっているのが現状です。
いかにも夢のありそうな「投資」というワードですが、最初は普通に働いていたほうが効率よくお金が手に入ります。
僕は投資を行うようになってから、投資は夢よりもむしろ現実を見させてくれるツールだと感じるようになりました。
株価の増減は現実の情勢をリアルに反映しますし、投資している金額こそが重要なので1円を100万円にするなんてことは投資ではほぼ不可能です。
世の中簡単にはお金は増えませんでしたが、地道に増やすことならできる。
それが僕が投資経験を得て分かってきた投資の特性です。
それが当たり前と思えるようになれば人生終了なんてミスは起こさないでしょう。
結論:一攫千金のリスクが人生終了、コツコツやるなら人生終了はない
投資の特徴はリスクとリターンの大きさが比例している事なんだ。
だから大きすぎる見返りを求めれば失敗した時やばいのはわかるよね。
投資金額に対し年間5~7%くらいの利益が健全だと覚えよう!
投資は危険(リスク)があるからメリットを得られる
ここまで投資に対する疑問や不安を見てきましたがいかがだったでしょうか?
日本では比較的安全なものから投機と呼ばれるほぼギャンブルでリスク満載なものまで一括りに「投資」になってしまっているので、自分のリスク範囲に合ったものを選べばそこまで恐れる必要はないのではないかと僕は思います。
もちろんこれは僕が投資をしている側だからこその感想です。
やっぱりお金を少しでもなくす可能性があるなら嫌だという意見もありだと思います。
ですが、それ以上にお金を増やしていきたいと思うなら多少のリスクは受け入れる必要があるのです。
先ほど1~3で上げた怖すぎる失敗も可能性はゼロではありませんが、僕のようにリスクを管理する方に重きを置けば最低でも2と3はゼロにできるはずです。
1の含み損についても時間が解決してくれる事が多いですし、あなたに含み損が発生したなら僕の資産も同じように落ちているはずなのでみんな一緒と思えば気楽になるのではないでしょうか?
もし投資に興味があるなら是非リスクが少ない投資からお勧めします。
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