お金は現代を生きるためには欠かせないツールであり、先進国、もちろん日本で暮らす僕たちは毎日のようにお金を使って生活をしています。
一日中家にいたとして直接支払いはしなくてもテレビを見たり、明かりをつければ電気代がかかり、水を出せば水道代がかかったりと全くお金を使わなかった日はないでしょう。
ここ日本は最低賃金が決められているのできちんと働いていればある程度の暮らしは出来るようになっていますし、もしは働けなくなってしまっても生活保護や失業保険があり、世界的に見て恵まれている国です。
ですが、お金というのは重要であるがゆえに「お金持ち」と「そうでない人」ではかなりの差があり、その差は人生を左右するレベルにまでなってしまう事も少なくありません。
僕も一般の企業勤めをする「そうでない人」です。お給料は特別多いわけでもありませんし、勤め先が特別大きいわけでもありません。
ですが、僕は「そうでない人」側でありながら着実に「お金持ち」側へとステップを進んでいます。
そう思える理由こそが数年前から行っている投資によるもので、これを続ければ絶対にこれからの人生において大きなメリットを得られると思っています。
今回は一般企業勤めの僕がなぜ投資を始め、ここまで投資に可能性を感じているか、これからの時代のお金の持ち方もお話ししていきます。
なぜ僕は投資を始めたか?
そもそも企業勤めをしていればお金は毎月決まった金額入ってきますし、正社員であれば企業側から簡単に解雇できないようになっているので安泰だといわれています。
僕もありがたいことに有名な企業ではないですが正社員として雇用されているのですが、その安定があったとしても投資は絶対に必要だと思っています。
僕が投資を始めたきっかけは祖父の遺産の一部で少しまとまったお金が入ったことがきっかけでした。
「祖父の遺産」という重い肩書があるため気軽に使うことが出来ず、でももったいない、どうすべきか考えた末に気軽に減らせないなら増やしてみようという発想に至り、そのお金を使って投資を始めたのがきっかけです。
そこから投資はリスクさえ守ればそんなに大きな失敗なく、攻めた投資法を行わなくても時間さえかければ着実に資産は増えていく事に気が付き、祖父の遺産だけでなくお給料の一部も投資をしていくようになったのです。
僕が投資で得たことは?
普通の企業勤めをしている人にとってお給料もあるのにリスクを取って投資を行う必要はないかもしれませんが、僕はむしろ企業勤めでお給料を得られる状態だからこそ投資をしておくべきと思っています。
今の世の中、正社員で働いていたとしても以前ほど安泰ではなくなったともいわれていますし、転職するのは当たり前の時代です。
ここで考えてみてほしいのですが、あなたが今得ているお給料はこれから同じか増え続ける保証はあるかという事です。
絶対そうだ!と自信をもって答えられる人はほとんどいないのではないでしょうか?
僕はこれからの時代は以前とは違い、働いていれば自然に親世代の豊かな生活が約束されているとは思いません。
格差社会といわれる世界では残酷ですが一歩抜け出すか、後退していくかしか選択肢はないのです。
投資をすることは「そうでない人」の僕たちが一歩リードする現実的な解決策の一つだと思いますし、僕は投資から色々な事を学べたとも思っています。
僕は本来は投資なんて無縁の安心思考の強い人間ですが、ひょんなことから始めた投資によって視野が大きく広がりました。
①自分で資産を増やしていく経験が得られた
僕が投資を始めて学べたことの一つはお金について会社に頼りすぎていたという事で、毎月お給料が出る環境に安心していました。
ですが、投資を始めたことによりお金を増やしていく、お金に働いてもらいお金を増やすという資産作りの方法があるのを知りました。
お金が働いて得られる金額は最初はものすごく小さい額です。
年間で投資している金額の5%増えれば上出来というのが投資の世界なので、10万円を費やして投資しても1年で5,000円しか増やすことは出来ません。
これなら1日多く働けばもっと稼げると思うでしょうが考えてみてください。
例え1年で5,000円だったとしても、これはあなたが企業から与えられたお給料ではなく自分自身のアクションによって生み出されたお金なのです。
僕にとってこの感覚はとても新鮮でした。
これまでお給料をもらう事以外で収益を作る経験はあまりしてこなかったですし、会社勤めが全てではないと思った瞬間でした。
毎年資産が5%ずつ増えていくと聞いて大した額じゃないよと思うかもしれませんが、1億円なら5%は500万円増える。
これがお金持ちがお金を持っている理由だよ!
②知らなかった投資の世界を知る事が出来た
普段何気なく見ているテレビのニュース番組。
どんなときでもワイドショーなんかで大きく取り上げられている題材はあると思いますが、投資をしてからこれまで何も考えずに見てきたニュースの情報にとても敏感になりました。
その理由はニュースから得られる情報次第で僕の資産が増えたり減ったりするからです。
投資をしていない人にとっては株価が下がったら「この会社売れてないんだな...」と感じるでしょうが株価の世界はそんなわかりやすいなものではありませんでした。
世の中では「景気が良い」「景気が悪い」といわれる事がありますが、もしそのような考え方が正しければ物が売れれば景気が良くなるでしょうし、みんなが買い控えをすれば景気が悪くなります。
それは正解ではあるんですが、実は株価とはもっと複雑かつ単純なものです。
企業の株価はその会社が成長すれば高くなっていきます。成長に合わせて増えていくのはわかりやすいと思いますが、一方で株価が爆発的に上がる瞬間もあります。
なぜ爆発的に上がることがあるのか。この時に企業は売り上げが急増しているわけではありません。
これは「売上」と「株」の言葉の意味の違いに答えがあります。
「売上」というのは実績、結果です。一目見てデータがわかるため株価へはデータ通りに反映されます。
「株」というのは企業だけではなく人にも使われる言葉で簡単に訳せば評価、期待値です。「株をあげたな」なんて言われることもありますね。
株価はこの両方に影響を受けながら価格が変動します。
株価が爆発的に上がった時というのはほとんどのケースで企業が「株」を上げた時です。
例でいえばアップルがiphoneを始めて発表した時なんかはそれが起きました。
凄いものが出てきた!大発明だ!という期待感からアップルが爆発的に株価を上げたのです。このように株価は売上だけでなく期待値も込められた数字になっていて、それは一企業ずつだけでなく経済全体にも当てはまります。
経済摩擦や石油価格の高騰、最近ではコロナウイルスの世界的流行などのネガティブはニュースはこれから経済は厳しいかもとなり期待感ダウンにとなります。
こうなると企業の売上はあまり変わらなくても爆発的に株価は下がっていきます。この現象がいわゆる暴落というものです。
今、世界情勢はポジティブな状態かネガティブな状態か?
ある企業が画期的な商品、サービスを発表した。
ニュースを見ているとそれらの情報が目に入ってきます。
投資をしてからはそれらが自分の資産と直結しているようになったため、ニュースにとても興味を持つようになったのです。
株価は「業績&期待値」で上がるか下がるかが決まってくるので色んな情報にアンテナを張る機会が出来たよ。
ちなみに期待値が大きすぎたのに実はたいしたことなかったのがバレたパターンの「バブル崩壊」は聞いた事あるよね!
③安心感を得られた
お金を運用するとなればいつも資産が減ってしまうリスクにさらされ続けるので、仕事中もお金の増減に気を取られてしまう。
これがほとんどの人が投資に対して持っているイメージかと思います。
僕も投資を始める前は個人で投資をする場合にはそんなイメージを持っていましたし、実際に投資を始めてすぐの頃は「今日は資産が増えていた!」「今日は大分下がったな...」と一喜一憂していました。
ですが、現在では投資をやっているからこそお金に対する安心感が投資を行う前よりも増しました。
その大きなポイントとしては...
- 資産が安定しだした
- 自力で増やそうとするのをやめた
- 最終的に増えればいいと考えた
こんなところが大きかったと思います
僕の行っているインデックス投資は経済の浮き沈みをそのまま反映する投資法です。そのため相場が下がっている環境で始めてしまって3か月含み損だった経験があります。
その時は買った投資信託に疑問も湧きましたし、不安もかなりありましたが半年が経つ頃には基本的に含み益が出ている状態になりました。
インデックス投資のファンドは大手の企業を対象に投資しているためすぐに跳ね上がることはありません。ですが、時間が経てばじわじわ上昇してくるのでそれまでは辛抱が必要です。
また、インデックス投資では投資家らしいことは何もしません。投資信託なので銘柄の買い付けもプロに任せています。
自力でやる事としては毎月定額を投資し続ける事と、株価が暴落したら買い増しを行うくらいです。
と言っても暴落なんて大きなのは10年に一回、小さいのが1年に一回あるかなので基本は積み立てのみです。
そして、最初は毎日資産の増減に反応していましたが、実際の増減は投資信託を解約(利益確定)したときだと知り、それ以降は下がってもあまり気にしなくなりました。
例えば1ドルが100円の時に換金して翌日1ドル=90円に下がってしまっていても換金しなければ問題ありません。100円以上になるまで待てばいいのと同じ原理です。
アメリカインデックス投資や全世界投資ではここ30年はずっと価値が上がり続けているのですぐに結果が出なくでも良いとの結論になりました。
これらを知ったことで、僕の投資を安心して行うことが出来るようになりました。それによってこのまま続ければ資産は増えていくと確信できたのです。
会社からのお給料だけではいけないのか?
会社勤めである僕の周りで投資をしている人はほとんどいません。興味はあるが出来ていないというよりも全く関心もない人だらけです。
日本はお給料がとても高いわけではありませんが、最低額が決められているので働いていれば生活できなくなることはないです。
そんな環境下ではわざわざ投資を行う方が変わり者なのかも知れません。
ですが、考えてみてほしいです。
働き出して何年か経っている人であればその間にどれだけお給料は上がりましたか?
貯金はどれだけ溜まりましたか?
かつての日本とは違い、今働く現役世代はこのまま働けばお給料は増えていき、不自由や不満のない生活ができると思っている人は少なく、周りにも聞いてもほぼいないのではないでしょうか?
不安や不満があるのに何もアクションを起こさないのはどうしていいかわからない人が多いからです。
その不安を解消できる一つの答えが投資だと僕は思いますし、お給料に不満があるのであれば自分で増やしてしまえばいいのです。
このままお給料が増えなければかつての日本で実現できた生活モデルはもう僕たち世代には不可能です。
僕はそんなのは嫌なので自分でも資産を増やす道を選びました。
経済的自由を手に入れるというハードルの高い目標ではなく、人生の不安を軽減するため。
僕はこれからも投資を続けていくつもりです。
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