低リスクでお金を作るための「節約力」を身に付ける

お金の貯め方

皆さんはお金を貯めようと思った時まず何から取り組みますか?

貯めたい金額にもよると思いますが、お給料が決まっている人の場合、お金を作ろうと思ったら「節約しよう」と考える人が多いのではないでしょうか?

お給料を増やすことは難しくても節約は自分の頑張り次第で結果が出るので確かに有効な手段です。
ですが、確かに結果が出たとしても無理して頑張る節約は長続きしませんし、何より頑張った分に見合う見返りがあるかは正直疑問です。

皆さんも節約を意識していたり、これまで節約を行った経験があると思いますが今でも続いているものはどれだけあったでしょうか?

今回は節約をやめてしまった人にこそ是非見てもらいたい「節約力」を身に付ける方法です。

節約はなぜ大事なのか?

まず初めに節約はなぜ必要なのか?について考えてみましょう。

節約をするということは=「お金を貯める」という事です。
日本だけでなく通貨という概念のある世界ではお金は切っても切り離せないものとなっており、お金を使う事でできるようになる事がたくさんあります。

将来はマイホームが欲しい、海外に移住したい、子供に良い教育を受けさせたい。

これらはすべてお金によって解決できる問題です。つまり、お金とは人生における選択肢のチケットともいえるものなのです。

今の日本では終身雇用の時代から変化し、年功序列の給与体系でもなくなりました。それなのでお金を貯めるため収入を増やすには転職が合理的ですが、転職するのは環境的にも大きなリスクも伴います。

そこで環境を変えることなくお金を貯めるには節約をして出費を減らす事が有効なのです。

節約はどんな人にもできるだけでなく、一度できるようになれば効果が継続していくのでお金を増やし続ける事ができます。

節約は環境が変わっても行えるものがほとんどだから家族が増えたり転勤したりとステージに変化があっても対応できる

しかも場合によっては今より良い条件で安くなるなんて事もあるかもしれないんだ!

継続できる「節約力」の考え方

節約するといえば皆さん小さい頃なら「電気は消しなさい!」とか「水出しっぱなしにしない!」といった具合に言われてきたかもしれません。

確かに使う量を減らせば節約になりますし、多少なり効果はあるでしょう。

ですが、このような節約方法は私たちの行動や意識によって作られるのでその効果以上にストレスの方が多く感じる事もあったのではないでしょうか?

経験があればわかるかもしれませんが、このような節約方法はダイエットに似ています。

ダイエットにも方法が多々ありますが、すぐに思いつくダイエット法は負荷のかかるものがほとんどでではないでしょか?

厳しいダイエットを行って1か月で〇キロ痩せましたという人がいるかもしれませんがそれを続けるのはきついと思いますし誰にでもおすすめできるものでもありません。

節約については更に難しく、制限をかけすぎれば生活そのものに支障をきたします。
これまで便利な生活をしてきた私たちにとってそれはかなり大変ですし、そもそも家族の生活リズムがバラバラであれば不可能に近いでしょう。

そこで今回のポイントは「生活の質を下げないこと」「継続できること」に重点を置いた節約力を身に付けることです。

簡単に節約できる仕組みとは?

「生活の質を下げないこと」「継続できること」は節約を行ううえでとても重要です。

しかし、従来の考え方だと電気代を減らすためにエアコンを切るだったり、ほしいものがあっても我慢するだったりして負荷の大きい節約方法を取る人がほとんどです。

ですが、その考え方を180度方向を変えて考えてみましょう。

今私たちが使っている様々なサービスの価格は使った量によって支払い金額が増えていきます。そのため量をコントロールして節約しようという発想に陥りがちです。しかし、大抵のサービスの支払い金額の内訳はこのようになっています。

基本料金+使用料金×使用量+オプション=支払い金額

この仕組みはかなり多くのサービスで使われており、電気、ガス、水道の他にも携帯代金もそうですし、長い目で見れば賃貸マンションも保険料だってこの計算に当てはまります。

つまり、量以外にもベースとなっている要素があり、それを下げることで節約するといった方法もとれるわけです。

だからと言って例えば使用料金(家賃)を下げて節約すれば「生活の質」は低下してしまいます。
ではそれらの料金を下げても「質」に影響しにくい項目はどんなものがあるのでしょうか?

節約しやすい項目

ここからは具体的に生活の質を下げずに節約するためにはどうすればいいのかを見ていきましょう。

ポイントとしては

  • ①必要以上のサービスを受けている
  • ②契約次第で節約できる
  • ③基本使用料を下げられる

このような項目をポイントにしてもらえればOK です。
イメージは今の生活を全く変えずに出費が削れるのが理想となります。

これらは最初めんどくさいかもしれないけど生活の質を変えずに節約するにはとても重要なんだ。

僕だったら最初の手間よりも制限がかかる方が嫌だから積極的に行うよ!

スマホ料金

まず最初に節約したいポイントは携帯代金です。

電気、ガスなどのインフラの節約も王道ですが、一世帯で一契約しかしていないと思いますので家族一人ひとりが契約しているスマホの方が節約効果は大きいです。

「格安SIM」「格安スマホ」といわれるものは聞いたことがあると思います。
これらは以前からある大手キャリアの作った電波を借りることで設備代を安く済ませたり、コミコミだったオプションを細かくして不要なものは省いたりすることで使用料金を安く設定しています。

だいたいですが、大手キャリアの料金は平均7,000円~10,000円のところが、格安SIMを利用すれば3,000円~5,000円まで下げる事も可能です。

スマホの契約変更を優先すべき理由は家族の持っているスマホ台数分の恩恵を得られるからです。もし一人月々2,000円しか安くならなくても4人分であれば毎月8,000円節約する事が出来ます。

かつてはスマホを購入すると年間は解約できない「2年縛り」というものがありました。実際は今も大手キャリアでは2年契約になっていますが案外簡単に解約する事が出来ます。

格安SIMはなんだか不安という人には今のキャリアの契約内容を見直すのもおすすめです。特にあまりスマホを使っていないという人には各キャリア最低限のプランが用意されていますのでそれに変更してください。
また、今後は政府によって携帯会社の料金見直しが積極的に行われるはずです。今より自分に合ったプランが発表される事もあるすので是非確認してみてください。

今では乗り換えやプラン変更もインターネットのみで行うことが出来るので乗り換えてみましょう。

電気代

インフラ系で節約できる項目として代表なのは電気代です。かつては販売店は住んでいるエリアごとに独占されており自由に変える事は出来ませんでした。

ですが、今では2016年に一般家庭でも自由な販売店と契約できる「電力の自由化」がスタートしたことで大きく状況が変わっています。

様々な事業者が参入しており割引だけでなくポイント還元や携帯料金とまとめてお得になるプランなどの特典も受けられるようになり、利用者にとってメリットもたくさんあります。

利用する事でかなりのメリットを受けられるのですが、もう販売店を乗り換えたという人もいる一方で、まだ6割以上の人が検討すらしていないのはもったいなく感じてしまいます。

平成29年度電力市場環境調査

逆に言えば4割の人はすでに検討をしているという事ですし、毎年考える人は増えてきているのでまだの人は一度検討してみることをおすすめします。

「楽天でんき」などのように料金を減らす+ポイントを付与することで節約だけでない効果を発揮するものもあるのでまずはシミュレーションでどれだけ減らせるか確認してみましょう。

保険料

日本では大人になったら保険に加入するのが当たり前という空気がありますが、以前に紹介したように日本人の民間保険への加入率は世界でもトップクラスです。

保険はいざという時には生活を助けてくれる味方になりますが、何も起きていないときは出費になり続けてしまう扱いの難しい存在です。
その額はなんと平均で年間30万円以上にも上り、家計を圧迫する要因になっています。

そこで考えてもらいたいのは今は言っている保険は本当に必要か?その保証はどんな用途で使われるか?という事です。

元来、保険というのは「まず起きないけど起きたら人生の致命傷になる」という事を防ぐために用意するものです。
例えば若くまだ子供が小さい時に大黒柱が死亡してしまい収入がなくなった、火災で住宅を失い、周りの家にも被害を出してしまった、死亡交通事故を起こしてしまったなどの損害は個人で賄えるものではありません。そういった類は保険を利用し最悪に備える価値があるのです。

ですが、民間が運営する保険(がん保険、終身保険、養老保険等)は起こる確率が高く、起こったとしても大損害にまでならないものを対象にしている保険も多くあります。
それらは支払い額から考えれば保険でなくても貯金で賄えるかもしれませんし、その程度なら実際に起こってもこれまで保険に支払った額の方が大きかったなんてこともあり得るかもしれないのです。

民間の保険に入らなくても日本の健康保険はとても優秀で

  1. 医療費は原則3割負担
  2. 高額医療費制度で自己負担は10万円程度
  3. 保険料は会社と折半
  4. 働けなくなっても1年半の保証

などの保証があるので民間の保険は本当に必要かを考えてみましょう。

お金を貯めるには準備が大切

ざっと代表的な節約力についてお話してきましたが、この3つに共通しているのは始めの準備を行ってしまえばこれまでと同じ生活をしていてもお金を節約できるという事です。

節約するうえで大切なのは生活の工夫よりも料金の仕組みに目を向けるべきであり、これはまだ多くの人が気づいていないポイントとなっています。
この考え方にすればずぼらで電気の切り漏れは当たり前という人でも自然と節約できますし、身内に細かく言われギスギスするなんてこともなくなるでしょう。

「節約力」を身に付けるには最初は確かにハードルを感じるかもしれません。
ですが、確実に効果がすぐ表れてきます。そこでできたお金で家族サービスするの良し、貯金、投資に回すことも出来るので節約したことで可能になる事も多くあるはずです

この機会に「節約力」を身に付けて家計の無駄をなくしていきましょう!

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