【重要投資ワード】世界の代表的株価指数 S&P500とは何ものか?

投資の心得

投資といえば手持ちのお金を使って資産を増やすというイメージが強いと思いますが、その具体的な方法はどんなものだと思いますか?

もしかしたら投資で儲けている人というのは何台もモニターのあるパソコンと格闘し、ご飯を食べる時間すら惜しんで取引しているイメージがあるかもしれません。

確かにテレビなどで写されるやり手トレーダーには私もそのイメージがあります。

ですが、本来の投資はもっと長い目で利益を出すことを意識しており、資産を築くことのできた投資家はあのようにパソコンにへばりつくのではなく、長い期間株を保有する事で資産を築いてきました。

かつては世界経済が成長していく中でどの企業が伸びるかを予想して株式を購入していましたが、その時代は成功の裏にもちろん失敗も多くありました。

しかし、現在では一企業だけでなく国や地域の経済そのものに投資ができるようになったため失敗を大分減らす事ができるようになり、それらは「インデックスファンド」と呼ばれ投資の初心者だけでなく、しっかりと経験を積んだベテランにまで利用されています。

その中でも多くの投資家が重要視している投資のインデックスが「S&P500」というものです。
あまり聞き馴染みがない言葉だと思いますが投資をこれから始める人には絶対知っておいた方が良いもので、これさえ知っていれば初めての投資でも結果を残すことができるようになります。

今回はこの「S&P500」とは何か?どうして多くの投資家に選ばれるのかを見ていきましょう。

インデックスファンド投資とはどんなものか?

投資を学んだことのある人であれば聞いたことはある「S&P500」ですが、ゼロから投資を始める人、全く無関心だった人には馴染みはないと思います。

「S&P500」というのはアメリカの代表的な株価指数でそれを見ればアメリカ経済が把握できるものです。
日本で言えば「日経225」、「TOPIX」のようなものといえばイメージが付きやすいかもしれません。

よくアメリカの株価指数といえば「ニューヨークダウ」という言葉はテレビでも耳にしたことはあるかもしれませんが、こちらも大変有名な株価指数で目を通している投資家はたくさんいます。

これらの株価指数と同じように株式を購入できればその株価指数と全く同じ動きで資産運用ができるのですが個人でそれを目指すとなると莫大な予算が必要になります。

そこで私たち一般の人でも株価指数通りに投資できるシステムが「インデックスファンド」です。

アメリカ経済は大きなマイナスの年もありながら平均すると約5程度株価が上がり続けており、今後もこの成長は続く可能性が高いです。
そして一番のポイントは株価指数と同じ動きをするので自分からアクションを取る必要がなく投資の知識がなくても利益が出せる運用ができるという事です。

インデックスファンドを利用すれば投資初心者でも投資効果を得られるからおすすめしているよ。

投資をまだ始めないにしてもこのような方法がある事は絶対に覚えておこう!

アメリカ株式にはどんな株価指数がある?

今回メインで紹介している「S&P500」という株価指数はアメリカの代表的な企業の株価をまとめたものですが、この「S&P500」の他にもアメリカにはたくさんの株価指数が存在しています。先ほどの「ニューヨークダウ」も同じ株価指数です。

それぞれどんなものなのか?

アメリカだけでなく資本主義の国にはたいてい株価指数は存在しており、私たちが聞いたこともない指数もたくさんあります。

その中からインデックスファンドによく使われる株価指数である「S&P500」と「ニューヨークダウ」の特徴を紹介していきたいと思います。

S&P500

まず初めに今回のメインとなっている「S&P500」から見ていきましょう。

「S&P500」はアメリカの株価指数でアメリカの代表的な企業、NY証券取引所、NASDAQに上場している500社の株価を元に計算されています。

特徴としては500社の株価を浮動株調整後の時価総額比率で加重平均して指数化したものです。

アメリカ経済の時価総額の80%をカバーするほどなのでS&P500=アメリカの株価と考えてもOKです。

ニューヨークダウ

S&Pダウジョーンズインデックスが算出する株価指数で、アメリカを代表する優良企業30銘柄を選出して指数化したものです。

特徴はS&P500に比べ銘柄が30と少ないためその一つ一つに影響を受けやすい事です。

また、ダウ工業株30種ともいわれますが、この「工業」というのは一般的な工業ではなく輸送と公共事業以外はすべて含まれます。

S&P500、ダウ平均を比べると?

S&P500、ダウ平均はそれぞれアメリカの経済を示すベンチマーク的な指数ですが細かな特徴の違いがあります。

まず、対象となる銘柄の数が30:500と全く異なります。

この数が異なるとどのような差が出てくるのかというと、投資している銘柄が少なければ銘柄1つ1つの影響力が大きくなります。その中でも組入比率の高い企業の株価によって大きく変動します。

そのためダウで投資を行った場合、この組入比率の高い企業の株価な高くなればS&P500で投資を行うよりもパフォーマンスは良くなり、逆に悪ければパフォーマンスは下回ります。

一方でS&P500を利用する投資は500社を対象としているため、ダウに比べ分散して投資ができるため安定した運用となります。

なぜS&P500は投資家に選ばれるのか?

これから投資を始める人には是非とも「ニューヨークダウ」よりも「S&P500」に関心を持っておいてほしいです。
これから投資を始める人は日本でも有名なニューヨークダウではなく聞き馴染みのないS&P500に注目すべきなのでしょうか?

これは「ニューヨークダウ」と「S&P500」の株価の動きを比較したものです。この二つを比べたときどんなときもほぼ同じ動きをしていることが分かります。
理由は簡単で同じ国を似た基準で測っているからです。

馴染みのある例でいえばあなたが日本の経済全体を図りたいと思ったとします。
その場合に日本を代表する企業、トヨタやソフトバンク、ソニーやキーエンスといった時価総額の莫大な企業をあえて外そうとは思わないと思います。

これらの企業は上位10企業だけでかなりのウエイトを占めるためこれを入れた段階でだいたいグラフは決まってしまうのです。
この現象は日本がだけでなくほとんどの国で同じなのでどの株価指数も似た動きになります。

それならばよりたくさんの企業に投資できる株価指数を選ぶ事の方がリスクを回避しやすくもなります。
昔から「卵を同じかごに盛るな」ということわざがあるように、もし同じかごに全部入れてしまっていてそれがだめになってしまったらその全部がだめになってしまいます。

これではせっかくリスク分散を目的としてインデックスファンドに投資しているのに全く意味がありません。

ニューヨークダウとS&P500の違いはこれまでもお伝えしているように対象にしている企業の数です。
多くの企業に投資できているという事は卵をたくさんのかごに分けられているということになります。これからの時代、大企業だから100年は安泰という事はあり得ませんし、これだけ早く時代が変わるのであればなおさらどの企業がだめになり、または成長していくのかは誰にもわかりません。

S&P500を利用することでアメリカの有力企業にたくさん投資でき、それがどれほど有効なのかは投資家であれば無視することは出来ません。

投資初心者でもS&P500を使って投資ができる!

初心者が投資を始めると聞くと大抵の人が「どうせ失敗するに違いない」と言うかもしれません。
一つ一つの銘柄に何の知識もなく投資したら確かにその通りでしょうが、少しでも投資の知識がある人はまずは「インデックスファンド」への投資からスタートしているので投資の経験や知識が乏しくても投資先次第では結果を出すことも十分あり得ます。

中でも今回メインで紹介したS&P500への投資もインデックスファンドから簡単にできますし、アメリカ経済のファンドだから日経225を元にしたような日本株ファンドよりも購入が難しいわけでもありません。

「楽天証券」インデックスファンドランキング

このように楽天証券などのネット証券ではインデックスファンドと調べるだけで取り扱いのある投資信託がずらりと出てきます。ここまで行けば後は気に入ったファンドを選んで購入するだけです。

選ぶ基準がわからなければ先ほどまで説明していた通り「S&P500を元に投資しているファンド」であれば間違いありません。その中でも利用の為の手数料が安ければベストなので私はいつも「eMAXIS Slim」シリーズをおすすめしています。

これを定期預金だと思って積み立てていけば将来絶対有意義な額にまではず増やすことができるはずです。

気になる人は出来る限り早く始めることをおすすめします。

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