投資信託について勉強すると必ず目にする「インデックスファンド」と「アクティブファンド」についてですが、これから投資を始めようと思っている段階ではどんな違いがあるのかイメージしずらいと思います。
この違いは実際に投資をするとわかるのですが、同じ投資信託でも運用に全く異なる結果になるのできちんと理解することが大切で、間違ったファンドの選び方をしてしまうと後悔してしまう事になりかねません。
インデックスファンドとアクティブファンドの違いや、どちらがこれから投資を始めるならおすすめなのか、そしてどんなファンドを選べば良いのか知れば理想のファンドを探す事ができます。
アクティブファンドとインデックスファンド
投資信託を始めるうえで最初に当たるのが「インデックスファンド」と「アクティブファンド」のどちらが良いのか?という疑問です。
銀行などの窓口ではアクティブファンドをおすすめされている事が多いですし、ブログやネット証券のランキングではインデックスファンドの方が好印象を持たれています。
詳しく見ていくとどんな違いがあって、どう運用に差が出てくるのかがわかりやすいので説明していきます。
アクティブファンドかインデックスファンドかは名前だけではわからないことも多いから意味を理解しておくことが大切。
株価指数を元にした運用はインデックス、ファンドが独自に運用するのがアクティブと覚えてね!
インデックスファンドとは?
インデックスファンドとはベンチマークとなるインデックス(株価指数)を元に運用を行う投資信託のことです。
代表的なインデックスは日本では日経225、TOPIX、アメリカではニューヨークダウ、S&P500などで投資をしていない人もニュースで名前は聞いたことがあるでしょう。
インデックスファンドではそれらと同じ値動きを目指しファンドを運用していきます。
そのためファンドの専門家が運用するものの独自に株式を買い足したり、これから急速に伸びるかもしれない新進気鋭の企業の株式などは購入せず大手企業が中心になります。
ここまでの説明まではアグレッシブさに欠けるインデックスファンドですが一方でメリットも多くあり、ファンドが独自のセレクトを行わないため信託報酬(運用手数料)が低く抑えられます。また、目標インデックスさえ分かればファンドの成績もわかり、どれを選んでも大きく変わらない特徴があります。
ちなみに個別株の運用だけでインデックスファンドのようなことをするには莫大な資金が必要ですのでこれだけでもインデックスファンドに投資する意味はあるでしょう。
アクティブファンドとは?
アクティブファンドとはファンドスタッフが独自に株式をセレクトして運用しる投資信託のことを指します。
株価指数を超えるように目標設定しているファンドや、高配当重視などそのファンドによってアクティブファンドでも特徴が異なり、株価指数に沿った成長を目指すインデックスファンドよりもバラエティに富んだものとなっています。
大手企業ではなく中小企業やマイナー企業の株式を保有して伸ばしていくスタイルをとっているので投資初心者ではできないような専門的な運用が出来たり、ある業界に特化した株式だけで構成したわかりやすいファンドもあります。
最大の特徴はインデックスを上回る目標のため、インデックスファンドよりも信託報酬(運用手数料)は高いものの上手くいけばインデックスファンドよりも大きな利益が生み出せるという点です。
また、種類の豊富さにより自分の好みにあったファンドを探せるのもアクティブファンドの魅力だと思います。
なぜアクティブファンドをおすすめしないのか
ここまで読んでくれた人の中にはアクティブファンドの方が専門家が運用してくれるのだからうまくいくのではないか?と感じる人が多いと思います。
確かにインデックスファンドのように株価指数と同じ動きを追うならわざわざ専門家の力は必要はありません。
ですが、多くのブログや大手のネット証券のランキングでは軒並み上位はインデックスファンドが独占しているのです。その理由はなぜなのでしょうか?
初めて投資を行う人は早く利益が出したいでしょうし、何より失敗したくないと考えていると思います。インデックス(株価指数)を上回る目標を設定しているアクティブファンドならうまくいきそうな感じもするでしょう。
ですが、その目標は専門家が行えば達成できるのでしょうか?
結論から言うとインデックスを上回るという目標のアクティブファンドのほとんどが目標を達成できません。もっと言えば目標のインデックスにさえ届かないことの方が多いのが現状です。
数年間順調に伸びているアクティブファンドもありますが、インデックスファンドに比べ頭打ちになるのが早いので見極めも非常に難しいです。
投資先の企業もインデックスファンドに比べると小さな企業が多いので経済的に成長しやすいものの体力がないのでダメージも負いやすく不安定な運用となってしまうのでアクティブファンドはかなり投資に詳しい人でなければ控えた方が無難でしょう。
その点インデックスファンドでの投資は長期間成長し続けることができるの5年スパンで見ればアクティブファンドの成績を追い抜かしてしまうのです。
株運用というのは専門家が行ってもそれだけ難しいものだという事です。
投資に対する考え方
積極的な姿勢のアクティブファンドは見極めが難しいのでこれから投資を始める人には向いていないということは、これから投資を始める人はどのような投資信託を購入すればよいのでしょうか?
これから投資を始める人に知っておいてほしいのが本来の投資のあるべき姿です。本来、投資というのは見返りが計算できることに先に資金を投じる行為です。つまり利益が出る可能性の方が高いのでお金を先に使うことができます。
よく投資はギャンブルだという人がいますが投資とギャンブルでは性質が全く異なります。
ギャンブルのお金の流れは100人からお金を集め、その中の5人に集めたお金の40%を分け与えるようなシステムです。注目してほしいのはこの5人はランダムで選ばれていて計算が立たない事です。
競馬やパチンコなどのギャンブルは全体を平均すると一人当たりの還元率は75%くらいになるといわれています。
これらのギャンブルは長年事業として成り立っていることからもわかるように利益はしっかり上げられているので、たまたま勝つことはあっても頻繁に行えば必ず搾取されてしまいます。
ですが、投資の場合は成長が計算できる商品を購入し、価値が上昇したら売却することで利益を作ることができます。
この形はギャンブルよりもビジネスに近く、あなたが勤める企業も利益を出すためにまず原料となるものを購入(投資)し、加工や製造をして価値を上げ売却するシステムになっているはずです。
大企業も小さなころからこれを長く続ける事によって段々と大きくなってきており、投資運用はギャンブルよりも個人資産で行うビジネスといえます。
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どんなインデックスファンドに投資すればいいのか
これから投資を始めていく人には既に始めている人に比べ経験が足りていません。
投資はビジネスに近いので今まで会社勤めしかしたことない人には利益を作るために商品を購入する事は怖い事かもしれません。
アクティブファンドであれば本当にこれから伸びる企業に投資しているのか調べなくてはいけませんが、インデックスファンドであればこれからの経済がどうかだけ確認すれば運用しれ行く事が出来ます。
覚えておいてほしいのは世界の経済は一時的な低迷はあっても長期でずっと成長を続けてきているということで10年以上の期間投資を続ければかなりの確率で利益が出せるという事です。
インデックスファンドもたくさんありますが、ネット証券で経験豊富な投資家に選ばれているようなファンドを選んでおけば間違いはありません。
こちらにあるランキング上位のファンドは信託報酬(運営手数料)が低く、購入時、売却時にも手数料もかからないのでこれから始めるにはピッタリだと思います。
こちらに乗っているファンドはどのネット証券でも人気なので参考にしてみてください。
投資はビジネスと同じで長く続ける方が有利になります。もし投資を考えているならできる限り早く始めてみることをおすすめします。
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