いざ、これから初めての投資をしていこうと思っても自分で資産を増やしていく事はとても思い切りが必要です。
特にお金が絡んでくる投資という行為は会社からお給料をもらっている人にとって尻込みしてしまいがちです。
ここではそんな投資を始めたいけど一歩を踏み出す勇気がない人へ投資の疑問や悩みを投資経験者の声を元に解決していきます。
初めて投資を始めるときの悩み
投資をこれから始めていこうと思っている人にとって大きな壁は①気持ちの問題と②お金の問題がほとんどです。
投資という行為を始めるにあたりこの二つは投資経験者にとってもたびたび問題になり、絶対成功するセオリーも存在しませんし、あなたに当てはまらない項目もあるかもしれません。今回ご紹介するQ&Aは成功をお約束するものではありません。
周りで投資をしている人がいないとお金のことは相談しにくいものです。もしかして家族である旦那さんや奥さんでさえ理解をしてくれない可能性もあります。
ですが、持っている自分の資産は自分でも増やすことができるとわかれば人生の幅は大きく広がっていくのです。
~気持ちの問題編~
Q. 失敗するのが怖い。
投資はリスクを伴うのでは始めるとき誰もが心配になるものです。投資未経験者によくあるのが市場研究や日々の売買など自分には難しくて出来ないのではないかというイメージを持っている事が非常に多いです。
このイメージは実は専業投資家の一部であり、これから投資を行っていく人には向いていないスタイルの投資です。
実際に大多数の投資家は時間をかけ、ゆっくり資産を増やしていくスタイルをとっています。この理由は世界経済が今も成長し続ており、そこに投資していれば将来的に資産を増やしていける事が分かっているからです。
更に自分で売買を行うこともなく、投資のプロに運用を任せる投資信託を利用している人もたくさんいます。
自分では投資の売買を行う余裕のない人でも入金するだけで運用してくれるので失敗のリスクを減らすことができるのです。
A. まずは少額で始めてみよう!
Q. 周りに理解してもらえるか不安。
日本人には投資という言葉にアレルギーを持っている人がある程度いるように感じます。
投資を始めるときにそのような人が周りにいると始めるハードルが高くなってしまいます。日本人になぜ投資が受け入れられていないかというと、そのリスクを必要以上に怖がっているからではないでしょうか。
ここで重要なのはその人に投資でいかに資産が作れるのかという事をわかってもらうことです。日本経済は失われた30年といられるほどの停滞をしていますが、アメリカを中心とした世界経済は依然成長を続けています。
投資とは“企業の株価が上がり利益が出るもの”→”経済全体が成長しているから資産が増えるもの”という知識を教えてあげることで投資へのイメージを良いものに変えてあげる事が大切です。
A. 世界経済を利用する投資法を教えてあげよう!
Q. ベストな始め時はいつですか?
投資を開始するベストなタイミングは正直不謹慎ですがリーマン・ショックなどの株価が大暴落したタイミングがベストです。
その理由は投資の基本は”安く買い高く売ること”にあるからです。株価大暴落時は暴落前の20%~50%安く株や投資信託を購入でき、その5年後にはほぼプラスになっています。
ですが、リーマン・ショックなどの大暴落は10年に一度あるかないかなので、そればかり気にしているとその期間投資で得られたはずの利益を取り損ねてしまいます。また、ベストなタイミングを気にしすぎてタイミングを逃いてしまうケースも少なくありません。
そのため、 おすすめは今から始めておきチャンスのタイミングで追加投資を行う方法です。
すでに投資を始めているので追加するのもスピーディーにこなせますし、何よりも投資の経験が培われるため追加投資のタイミングもずっと掴みやすくなります。
A. 今から始めてタイミングを待とう!
~お金の問題編~
Q. 大損してしまわないか心配。
投資というのは後々リターンの見込みがあるからこそ行われるものです。企業でもそうですが、ある事業を立ち上げたり、機材を投入したりするのも投資になります。
投資はある程度の期間を設け、最終的に利益をどれだけ上げられるかが重要です。
成功した話ばかり聞いていると大儲けしたくなりますが、そのような投資法を見てみるとかなりリスキーな方法を取っていておすすめできるものではありません。
株や投資信託などの投資は出資した金額以上を失ってしまう事はありませんので、必要なお金には手は付けずまずは貯金の一部を投資に回すようにしましょう。
A. 少額で時間をかけじっくり資産を増やすべし!
Q. 投資はいくらから出来ますか?
資産投資といっても株投資や投資信託、不動産など種類はたくさんあります。そして必要な金額は投資する方法によって大きく異なります。
例えば不動産投資でマンションを購入し、家賃収入を得る場合は膨大な初期費用が必要です。ですが、最近はリートと呼ばれる金融商品もあり、リートは企業が投資家から資金を集め不動産を運営し賃貸収入等を投資家に分配するシステムになります。
リートであれば多数で出資するので不動産投資をする初期費用を抑えることができるのです。
このように同じ不動産投資をしても必要な金額は変わってくるのです。(当然収益もみんなで割るのでローリスク・ローリターンになります。)
投資信託は更に始めやすくワンコインでも始められるので自分の予算に合った方法を選びましょう。
A. 方法によって異なるのでいくらからでも始められる!
Q. 元手がなくても大丈夫ですか?
今まで投資をしている人はお金持ちの人が多かったので元手がないと投資は始められないと思っている方もいます。
ですが、最近では元手がなくても毎月少額を積み立てていく投資が広まってきました。特に若い背世代に投資を始める層が広まっているのですが、当然そのような人たちは始めから大金を持っているわけではありません。
その人たちの投資法こそが毎月積み立て投資です。
仮に毎月1万円を投資に回すことができれば1年で12万円の資金を積み立てられます。年2回のボーナスもプラスすれば年間20万円もいけるかもしれません。
いきなり100万円の資金を用意する事は無理でもこのペースで積み立てれば5年後には100万円が用意できています。
更に積み立て期間中も投資運用ができているのでシンプルに貯めている以上の資産に増えているかもしれません。
↪つみたて投資をするなら「つみたてNISA」を使うべき理由
A. 元手がなくても積み立てていけばOK!
~投資の方法編~
Q. 投資はどこから始められますか?
投資はお金を扱うので銀行や郵便局などでも始めることができます。一昔前は銀行を通して株取引がメインでしたが現在ではネットを使う事でどこでも始める事ができるようになりました。
始めて投資を行う人は銀行など金融機関で始めたほうが安心できると思いがちですが経験豊富な投資家たちは皆ネットで始めることをおすすめしています。
その理由は銀行よりもネットの方が商品が充実している点が挙げられます。
株や投資信託などの金融商品は証券会社が販売しています。
銀行などは証券会社の代理店として販売しているため販売できる商品が限られます。ですが、ネットを利用すれば直接証券会社に登録できるため投資したい金融商品を選ぶことができます。
資産運用ではどの金融商品を選ぶかが最も大切なポイントなので安心感があるからといって無理に銀行などで始めるべきではありません。
↪銀行の窓口よりもネット証券を利用しよう
A. 金融機関ではなくネット証券で投資を始めるべし!
Q. 金融商品は何を選べばいいの?
初めて投資を行う人には、まず投資とはどんな感じなのかを体感してほしいのであまり難しいものはお勧めしません。
それなので最初に始めるのは投資信託が良いと思います。投資した資金を専門家が運用してくれるので失敗が少なく、実際に投資を行うとどのような感じで資産が増えていくのかがリアルにわかるようになります。
A. はじめは投資信託から始めるのがベスト!
Q. おすすめの投資信託はありますか?
投資信託を選ぶ基準はそのファンドが何に投資しているのか、手数料はいくらか、純資産総額は増えているかが気にすべきポイントです。
投資信託は大きく分けて「インデックスファンド」と「アクティブファンド」の2種類があり、株価チャートを元に運用する「インデックスファンド」の方がおすすめです。特に日経などの日本株のチャートでなくアメリカ株のチャートを元にした投資信託は安定した成長を続けています。
手数料の面でも「インデックスファンド」は割安なものが多く、特に「eMAXIS Slim」シリーズは運用コストを抑える事を売りにした投資信託であり、しっかりと利益を上げています。
純資産総額とはその投資信託にどれだけみんなが投資している額を表しているので、総額が多いほど人気があるファンドという事になるうえ、資金がなく運営できないなんてリスクは少なくなります。
A. インデックスファンド、低コスト、純資産総額が増えている。の3点が条件!
初めての投資はとても勇気がいりますし、わからないことだらけですが投資で結果を出している人もみんな最初は何もわからないところからスタートしています。
今から始めるなら最初から全資金を入れるのではなく、様子を見て徐々に投資していくほうがおすすめです。インターネットさえあればいつでも入金できるので無理のないペースで投資にチャレンジしてみましょう!
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